2011年6月6日月曜日

対人恐怖症の症状

対人恐怖症の症状として典型的に挙げられるのは、とにかく人前で緊張してそれがとても苦しくなるというのがあります。
また、顔が赤くなったり人の視線が異常に気になるというのも、対人恐怖症の症状の1つです。
そして、自分の視線が相手に大きな迷惑をかけているように感じて、中々相手の目を見て話せないというのも対人恐怖症の症状に挙げられます。
その他には、表情がこわばって人から変だと思われている、自分の容姿が異常に気になる、緊張して汗が噴き出す、などの症状があります。
また、人前になると緊張して体が震える、自分の体臭が気になる、なども対人恐怖症の症状です。
要するに、人が思っていないことまで異常に気になり、緊張や恐怖を感じるのが対人恐怖症なのです。

対人恐怖症というのは、人前での行動や言動が不自然になってしまい、そのことで緊張や恐怖を招き、他人には受け入れていない自分を発見してしまうのです。
そして、対人恐怖症の症状がひどくなると、人に避けられているという思いが強くなってふさぎこんでしまうのです。
人間には本来嫌なことは避けようとする習性があり、それが普通の人より極端に強くなってしまうのです。
対人恐怖症になると、他人との接触を避けるため学校や会社に行けなくなってしまうケースが多くあります。
症状が重症になると、人前に出るこが困難になり、自宅に引きこもってしまうケースもあり、家族との関係も遮断することさえあります。

対人恐怖症は、人の視線を過剰に意識するところから始まり、結果的にそれが自分に大きな負担になって起こります。
強迫神経症の中でも、対人恐怖症は日本人の中で最も多くみられます。
日本人の感性には、集団行動を重視する性質が根付いているので、人間関係が崩壊するとたちまち大きな打撃を受けてしまい、それが対人恐怖症に結びつくのです。
アメリカ人は個人主義であることから、日本人のように対人恐怖症の症状を持つ人はほとんどいないそうです。

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